「家族信託セミナー」を開催しました

平成28年11月27日 一般社団法人広島家族信託協会主催「家族信託セミナー」をワークピア広島にて開催しました。

 

今回は当協会のオープニングイベントとして、家族信託についての理解を深めるため、家族信託の第一人者である河合保弘氏をお招きしたうえでセミナーを実施し、講師を交えての懇親会を行いました。セミナー参加者は39名、税理士や司法書士、行政書士、ファイナンシャルプランナー、金融機関、宅建業者、ハウスメーカー、葬儀社など様々な職種の方が参加してくださいました。司会は当協議会理事の司法書士 茂木武志が担当しました。

 

はじめに当協会の代表理事 藤本律夫よりご挨拶をさせていただきました。

広島家族信託協会代表理事 藤本律夫

 

第一部では司法書士 河合保弘氏に「~脱・相続&超・後見の薦め~信託の基本構造と考え方」と題して基調講演を行っていただきました。信託の歴史や考え方などを、信託について初めて聞くという方のためにイメージしやすいよう例え話を交えながらお話されていました。また、これまで遺言や後見では実現不可能だった財産に関する悩みも信託では解決できるということを強調されておられました。

河合保弘氏

 

第二部ではソレイユ九州 代表 松尾陽子氏に「親愛信託(愛情信託)の基本」と題して講演を行っていただきました。具体的な事例を挙げ信託をどのように顧客へ説明すれば納得していただけるかなど丁寧に説明してくださいました。

松尾陽子氏

 

第一部と第二部の間には、当協会の理事である弁護士 菊永将浩と司法書士 水野昌典が広島における家族信託への取り組みと来年の1月から行われる当協会主催の養成塾(連続講座)について説明いたしました。講座の募集は定員5名でしたが、当日の申し込みだけで既に定員をオーバーし、2・3期生向け講座も追加開催が決定しました。

理事 水野昌典

講演後は会場を移動して、講師を囲んでの懇親会が行われました。司会は当協議会理事の司法書士 瀬川貴夫が担当しました。懇親会の参加者の多くは、今後、家族信託に力を入れて取り組んでいこうという方だったため、講師の先生のお話に熱心に耳を傾けておられました。また、既に信託に取り組まれている金融機関や保険会社、家族信託専門士の資格を取得されている行政書士の方から取組実績など発表していただきました。その後、講師の先生方に家族信託の今後の展望についてお話していただき、最後に理事菊永の挨拶で懇親会を閉会しました。

文:事務局担当 永戸康弘